外来種の魚ミノカサゴがフロリダ沖に誤って持ち込まれてから、過去40年で生息域を急激に広げており、その生態系への大きな影響が懸念されている。ミノカサゴによる生態系への悪影響を軽減すべく、捕獲したミノカサゴの皮を使ったレザーで作られたスニーカーが誕生した。ミノカサゴの身の部分はレストランに販売し、レザーにも食用にもならない部分は餌や油として活用されるなど、すべての部位が無駄にならない工夫がされている。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。