アメリカのジュエリー会社・Aetherは、空気中の炭素からダイヤモンドをつくっている。ダイヤモンドに使用する炭素の採取は、スイスのチューリッヒ近郊で行われる。廃棄物発電が可能なごみ焼却炉の屋上に備え付けられた、空気中から二酸化炭素(CO2)を抽出できる巨大装置を用いてCO2を採取したのち、その一部をアメリカ・シカゴにあるAetherに送る。運ばれた炭素は製品用に純化され、2~3週間程度でダイヤモンドに生まれ変わる。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。