Description

気候危機、資源枯渇、海洋汚染など様々な環境・社会課題が深刻さを増すなか、世界では大量生産・大量消費・大量廃棄を伴うリニアエコノミー(直線経済)から、廃棄や汚染を出さない設計を行い、原材料と製品をできる限り長く使い続けることで自然のシステムの再生を目指すサーキュラーエコノミー(循環経済)への転換が叫ばれています。

サーキュラーエコノミーの実現には、製品・サービス設計の最初の段階から廃棄や汚染が出ない仕組みを考える「サーキュラーデザイン思考」が求められます。また、循環型の事業モデルを構築するためには原料調達・製造・物流・販売など全てのバリューチェーンをホリスティックに捉え、システム全体の変革を実現する必要があるため、「サーキュラーデザイン思考」はプロダクトデザイナーに限らずあらゆる人々に求められる思考法だと言えます。

IDEAS FOR GOOD Business Design Lab では、株式会社フューチャーセッションズおよびCircular Economy Hub(サーキュラーエコノミー専門メディア)との連携により、デザインスプリント(※)の手法を用いて「サーキュラーデザイン思考」のエッセンスを身につけられる3日間の企業向けワークショッププログラム「Circular Design Sprint」を開発しました。

そこで、自社企業・団体でのプログラム実施を検討されている皆様に向けて、Circular Design Sprint のプロセスをさらに凝縮し、6時間(2日間×3時間)で体験できるショートプログラムを用意いたしました。興味がある方はお気軽にぜひご参加ください。

※デザインスプリントとは?:
新製品やサービスを市場に投入する際のリスクを減らすことを目的として、デザイン思考をベースとして時間制約のある5~6段階のプロセスに基づいてプロトタイプの作成、検証までを実施する手法。全プロセスを5日間など短期間で集中して実施し、製品・サービスを磨き上げる機会を発見する。

Circular Design Sprint とは?

Circular Design Sprintは、「デザイン・スプリント」の手法を用いて、3日間の短期集中でサーキュラーエコノミーの概念を取り入れたプロダクト・サービス開発のプロトタイプ作成・検証までを実施するワークショッププログラムです。一連のプロセスを通じて「サーキュラーデザイン思考」のエッセンスを身につけます。

具体的には、「Understand(理解)→ Define(定義)→ Sketch(スケッチ)→ Decide(決定)→ Prototyping(試作)→ Validate(検証)」という6つのプロセスを通じて、サーキュラーエコノミーに対する理解からアイディエーション、プロトタイプづくりまで一気に実施します。

体験版ショートプログラムの概要

  • 開催日時:5月24日(月)・25日(火)の18:00~21:00
  • 開催場所:オンライン(Zoom/Muralを利用)
  • 参加人数:20名
  • 参加料金:10,000→9,000円(会員限定コード:bdl-cds)
  • 詳細・お申込み:Peatixよりお願いいたします。

体験版ショートプログラムの流れ

サーキュラーエコノミー・サーキュラーデザインに関する基本的な知識をインプットしたうえで、参加者の皆様とともにワークショップ形式で特定のサービス・プロダクト(※参加者属性の偏りを防ぐため、申込者の方にのみ事前に発表いたします)のサーキュラーエコノミーモデルへの転換を考えていただきます。

1日目(3時間:18:00~21:00)
・Understand(理解):イントロダクション/参加者自己紹介/インプット
・Define(定義):課題の洗い出し/解決すべき課題の特定
・Sketch(発散):課題解決に向けたアイデアの発散

2日目(3時間:18:00~21:00)
・Sketch(発散・続き):課題解決に向けたアイデアの発散
・Decide(決定):アイデアの絞り込み
・Prototyping(試作):アイデアのプロトタイピング
・Validate(検証):ユーザーテスト

講師・ファシリテーターのご紹介

加藤佑(ハーチ株式会社代表 / IDEAS FOR GOOD 編集長)

1985年生まれ。東京大学卒業後、リクルートエージェントを経て、サステナビリティ専門メディアの立ち上げ、大企業向けCSRコンテンツの制作などに従事。2015年12月に Harch Inc. を創業。翌年12月、世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン「IDEAS FOR GOOD」を創刊。現在はサーキュラーエコノミー専門メディア「Circular Economy Hub」、横浜市で「Circular Yokohama」など複数の事業を展開。英国CMI認定サステナビリティ(CSR)プラクティショナー資格保持者。

有福英幸(株式会社フューチャーセッションズ代表)

大手広告会社にて、企業のブランディングやデジタルコミュニケーションに従事。デジタルクリエイティブの新しい表現に挑戦し、カンヌなど国内外の広告賞を多数受賞。またサステナブルな社会を目指すwebマガジン「ジアスニュース」を発刊、編集長として運営を手掛ける。ソーシャルイシュー、メディアの知見を活かし、より社会的なインパクトを創出すべく、2012年にフューチャーセッションズを立ち上げ、社会イノベーションの共創を促進。関心領域は、エネルギー、食。

こんな方におすすめ

  • サーキュラーエコノミーの概念を取り入れた新規事業・商品・サービスを開発したい方
  • 既存事業のサーキュラーエコノミーモデルへの転換を考えている方
  • サーキュラーデザイン/サーキュラーデザイン思考について詳しく学びたい方
  • サーキュラーエコノミーについて学びたい方

イベント申込み

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